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熊本市の東部。
閑静な住宅街に建つ親子3人(今は4人!)家族の家。
建て主は細かく仕切られていないオープンな空間と自然素材を希望された。
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この家では建物の中心に、
建具を開閉することでリビングの一部となったり、
洗面所、浴室とつながったりする、ホールというあいまいな空間を設けた。
このホールは又、午後からの光と九州特有の西からの夏風を、
上部の横連窓から取込み各室へ流す役割もある。
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団らんや就寝、食事、洗面や入浴などの行為は、ホールと隣り合って行われるため、
ここを開いたり閉じたりすることで、
生活のシーンが曖昧に連続して展開することが可能になり、
今まで意識しなかった家族の生活像が見えてくるのではないかと思った。