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20周年目を迎えた老舗のカルチャーセンターの初めての全面改修である。
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要望としては古くからのメンバーにもあまり違和感なく、
また新しい若いメンバーが入って来やすいインテリアにしてほしいということであった。
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今回はステンレスのスコッチ仕上げ、ホワイトアッシュの練付け板、アクリル版の
三つの素材に着目してデザインを進めた。
ステンレスについてはインフォメーションを取り付ける壁材として 当初から考えていたが、
あまり多用すると冷たい印象を与えるため、板壁との対比で柔らかく見せることとした。
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更に講座案内や生徒の作品展示用の什器にアクリル板をスケルトンで使い、
部分的にハードな透明感をつくり出すことにした。
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これらの素材がつくり出す空間は適度な緊張感と安らぎを見る人に与え、
当初の目的通り、幅広い年齢層の人たちに受け入れてもらっている様子である。